北アルプス定点観測日誌 別冊
2024年8月7日水曜日
昨日の登山は雷雨のためびしょ濡れで下山した。だから旅館で温泉に入って美味しいビールを飲んだ。温泉旅館に宿泊していて良かった。小野川温泉に2泊した。
今日は米沢市内をフィールド調査してから帰宅する予定だ。しかし天気が良くない予報。気象庁6時の天気図を見る。
高気圧に覆われているけれど湿った空気が内陸部にこもっている状態。気温が上昇するお昼から積乱雲が発達して昨日のように雷雨になる予報。
9:00旅館チェックアウト
小野川温泉バス停で9:45の米沢駅行きのバスを待つ。時間があるのでそこらへんを歩く。
豆腐屋さんと豆腐地蔵
旅館で出た美味しい豆腐はこのお店なんだ。シャッターに面白い絵が描いてある。手長足長?
この豆腐屋さんの裏に豆腐地蔵というのがあるので見に行った。
解説板を読むと、豆腐を奉納すると夜泣きの子の夜泣きが止まるという。ホンマかいなと思うが、子どもの夜泣きに困った親は多かったんだろう。
井戸水の神様もあった。
温泉は出るけど、飲み水が出ないのか。大変だ。
バス停に戻ってベンチで待っているとニャンコがやってきた。
地域猫らしい。猫に声をかけて気をひこうとしたがスルーされた。道路の向こうへ歩いて行った。
9:45バスが来たのでバスに乗る。乗客は私たちと地元の高校生。米沢駅まで30分だ。
市役所近く通過。循環バス(定額210円)がこのバスの前を走っている。よく見ると米沢市出身のますむらひろしのアタゴオルの猫の絵が描いてある!
へ〜、これに乗ってみたい。
いつも旅行でどこかの街に行った時は、フィールド調査と称して市内循環バスで一周することにしている。そうすると街の雰囲気などがわかる。
なので乗り放題の1日パスを買うのだが、なんと米沢市は一回210円!!短くても長くても。しかもSuicaで乗れるので便利。
11:00上杉神社へ行った。米沢藩は越後の上杉謙信たちが移動させられた所。
なせば成る〜
という言葉はこの人の言葉だったんだと解説板を読んで納得した。
ここは元、米沢城があった場所。関ヶ原の合戦のあと徳川家康にここへ移動させられて明治になるまで上杉家はここで暮らしていたんだ。
上杉神社でお参りしてから上杉博物館へ行くと特別展「星空の世界展」が行われていた。これは見なければ。この人の星の写真はすごい。旅行先でこういう企画展に当たるとうれしい。
博物館の大きな自動扉を壁と間違えてどこから入るのか迷った。そういえば松本市の新しい博物館もそうだった。
上杉家が江戸時代200年もここを支配したから国宝が沢山あるそうで、博物館で展示してある。私が興味を引いたのは、甲冑の兜と展示の内容だ。
これは有名。兜に愛の文字。
そしたらこれが隣に展示してあった。こんな兜もあるんだ。
戦国時代の日本の兜はオリジナリティ溢れていて世界でも注目されています。図鑑があるくらい。
展示でへ〜と思ったのは屏風だ。
写真禁止なので映像はありませんが、すごいです。
それから米沢の歴史で、江戸時代初期のキリシタン弾圧が米沢にもあった(東北地方にもキリシタンがいたこと知らなかった)ことです。
13:00米沢駅に循環バスで戻って米沢ラーメン食べた。有名らしい。と言ってもあっさりスープの中華そばで美味しかった。昔の中華そば?
駅前のお店は米沢牛を食べさせるお店がたくさんある。こんな自動販売機もありました。
米沢牛はどこで飼育されているのだろうか?
天気予報は当たるので雨雲レーダーで時々確認している。傘は持っている。
13:00雷雨。ものすごい雨。
ラーメンを食べている間に少し弱くなった。
14:00駅でお土産を買って、山形新幹線に乗った。東京行きだ。満席。
今回の旅行は、私の痔の手術後の湯治で「温泉につかる」という目的で計画されました。確かに小野川温泉は皮膚病にも効くいい温泉でしたが、熱くて!ゆっくり入っている、という訳にはいきませんでした。
で合わせ技で、
②電車(山形新幹線)に乗る
ということにした。
20:00長野周りで帰宅
なんだか夏休みが終わった感じ。
新幹線乗り換えの大宮駅の熱風のような暑さを考えると、やっぱり信州は涼しいです。8月の下界への移動はあまりしたくないなあ。
お盆過ぎの8月末に北アルプス登山と県内キャンプを考えています。
痔も完治したし。
米沢弁良かった。