北アルプス定点観測

ほぼ毎日、安曇野から見える北アルプスの様子など

2024/03/29追記 ポン-ブルックス彗星その2

北アルプス定点観測日誌追記

ポン-ブルックス彗星観測2回目

2024年3月29日金曜日

18:45〜19:30 天気晴れ

気温15℃

天気が良くても黄砂が来るというので、空はガスっぽいのかなあと思っていた。あにはからんや、きれいな夕空。慌ててカメラと双眼鏡持って定点観測場所へ行きました。

今夜の彗星の位置をアプリで確認。

おひつじ座ハマルに近づいているので見つけやすい。

観測機材は双眼鏡です。(望遠鏡を持って行くのがめんどくさいため)

私の双眼鏡は1977年製?の古いニコン7×50です。重いのですが星が良く見えます。

19:00 目測で彗星光度は4.5等級で、

尾は確認できませんでした。

27日の写真と比較して彗星の移動を確認します。

おひつじ座ハマルの方へ移動しているのがわかります。昨夜の写真に人工衛星が写っています。

デジタルカメラでの固定撮影です。三脚にカメラを固定します。こうすればカメラを持っている一般の人たちでも彗星の写真が撮影できると思います。

150mm望遠レンズで高感度に設定して5秒10秒15秒と3種類で撮影してみました。

これは5秒です。彗星の尾を写すことは難しいです。かすかに「ある?」程度。

15秒くらいの露出だと彗星の尾を確認できます。星を追尾するようにしていないので、星が流れているように写ります。

今のハイレベルアマチュア天文家はデジタル天文用カメラを使って望遠鏡で撮影し画像をコンピュータ処理します。昔の天文学者が撮影していたようなきれいな写真を撮影します。アストロアーツという天文雑誌の会社のホームページを検索してみると、この彗星の素敵な写真がたくさん投稿されていています。覗いて見てください。

最近のスマホもカメラ性能が良くなって星の撮影ができます。彗星が3等級以上の明るさになれば写すことができるかもしれません。

次の写真は昨夜帰り際に手持ちで、私のiPhone13で3秒露出で撮影したオリオン座と冬の三角形です。

デジタル技術の進歩はすごいですね。