北アルプス定点観測

ほぼ毎日、安曇野から見える北アルプスの様子など

2024/04/18 木曜日 黄砂来る

北アルプス定点観測日誌

2024年4月18日木曜日

9:45 安曇野は晴れ 黄砂でかすむ

気象庁HP3時の天気図

低気圧に向かって風が吹いています。

WPDは風力エネルギーのことです。強く吹いているところが青くなっています。

安曇野上空3000mには冷気が流れ込んでいます。今朝は少し寒いですね。

 

今日は烏川緑地へ2回目のカタクリの花を観に行きました。

里山カタクリの群生地が保全されています。里山は人間が作った2次自然です。樹木を適度に間伐し大地に光を入れると、その太陽光で生きる植物が出てきます。

本当の自然に任せた自由競争の自然林だと、強いものが生き残るので、カタクリは大地に眠ったままかもしれません。

自然って何?と考えていた時、10年くらい昔の本で、地球上に手付かずの土地はほぼないというのを読みました。アフリカのジャングルの中でさえ、耕作した形跡があるという。確かにアマゾンのジャングルにも先住民族がおり、焼畑農業をしている。

ヒトという生物も自然界の一部ということか。かなり面倒な傲慢な生物ですね。

地球という有限世界の中で、同じ生物種で殺しあっています。悲しい生物種です。

4月17日 4月の月の観察会 最終日

4月の月の観察会 最終日

2024年4月17日水曜日19:00〜20:00

JR安曇追分駅前

天気 晴れ 薄雲あり 透明度4/5

月齢8.6  

観察者 10人

4月の月の観察会を5日間設定して5日間できたのは初めてです。

今夜は冷たい風が吹いていました。

昨夜よりも薄雲は薄くて(変な言い方)昨夜よりも月はクリアに見えました。

人の興味は様々で、望遠鏡を覗きたい人と全く興味のない人に分かれます。興味のない人が多いというのが駅前天文台の人物観察記録です。

月は毎日その顔を変えています。個人的には「お月様の顔、見て行ってよ」と思っていますが、無理強いはしません。観察会は純粋に月を観たい人だけを対象にしています。

今夜のヒットは、スターリンク衛星を観たことです。

19:45頃です。残念ながら写真を撮ってないので、Twitterから拝借。

平塚市天文台の藤井さんのTwitter投稿の写真です。スターリンク衛星は銀河鉄道とも言われて、人工衛星をまとめて打ち上げて宇宙空間に広げるという戦略の通信衛星です。天文学者には不評です。

この写真の3日後が今夜17日です。

北西の空から次々と衛星が繋がって南東の空へ移動して行きました。拡散している状態なのか?衛星同士の間隔が広がっていました。

この人工衛星を、一緒に駅前観察会してくれているヒロセさんが、「あれ!星が動いているよ?」と天頂付近を見上げて言いました。

私も見上げると、間隔をあけて人工衛星が移動しています。

「これスターリンク衛星だよ」

ぜんぜん予想していなかったので、ラッキーでした。

ヒロセさん、目がいい!

(駅前は明るくてほとんど星が見えないのに)

2024/04/17 水曜日 積雲

北アルプス定点観測日誌

2024年4月17日水曜日

10:10 安曇野は晴れ

気温17℃

昨夜雨が降りました。天気が不安定のようです。朝から積雲が発生しています。

気象庁HP3時の天気図

気圧の谷に入っています。

雲量7

東の空

この積雲は入道雲のように発達しています。

北の空

北を向くと左側が北アルプスです。上空3000mを超えて吹いている風は西風です。高度2000〜3000mのあたりで雲が発生しています。

上空3000mの湿度を見る。日本海の低気圧のあたり。気圧の谷に水分が集まるという感じでしょうか。山に行くと沢に水が集まるのと同じですね。

衛星画像見ると

4月16日 4月の月の観察会

4月の月の観察会

2024年4月16日火曜日19:00〜20:00

JR安曇追分駅前

天気 薄曇り

観察者17人

月齢7.6

夕方から薄雲が出て空を覆ってきました。月は雲を通して見ることができたので、観察会を行いました。

昨夜に引き続いてのおぼろ月夜です。

20時前に親子4人の家族が現れて、月を眺めて行きました。薄雲がなければクリアな月を見せられたのにと思いました。

2024/04/16 火曜日 映画「オッペンハイマー」

北アルプス定点観測日誌

2024年4月16日火曜日

9:40 安曇野は晴れ

気温14℃

気象庁HP3時の天気図

気圧の谷がやってきます。

雲量 6 積雲 層積雲

 

今日は映画を観に行きました。

オッペンハイマー

第2次世界大戦中、アメリカで原爆を開発した物理学者の一人、オッペンハイマーの話です。原爆を作ることができるという学者としての理論を実験で証明します。でもそれを使って民間人を殺すことに手を貸してしまいました。

アメリカ大統領トルーマンは、ソ連に原爆の威力を示すために、日本に原爆を投下します。

映画の前半はオッペンハイマーがリーダーとなって原爆開発のマンハッタン計画を進め、映画の後半は戦後の東西冷戦下の「赤狩り公聴会聴聞会でオッペンハイマー人間性や政治思想などを晒していく話になっていきます。

 

4月15日 4月の月の観察会

4月の月の観察会

4月15日(月)19:00〜20:00

JR安曇追分駅前

天気 薄曇り

観察者15人

月齢6.7

今夜は薄い雲が出ていて「おぼろ月夜」状態でした。望遠鏡で覗くとこんな感じです。月の前を雲が流れていく様子です。

それでも電車を降りた高校生たちが望遠鏡を覗いて行きました。

観察会の前にアプリで気象衛星で雲の様子を確認しました。

西から雨雲が流れてきています。それでも今夜はなんとか見ることができてよかったということでしょうか。

今夜は「安曇追分駅を愛する会」の下里会長さんが一緒に観察会をお手伝いしていただきました。

2024/04/15 月曜日 縄文土器:穂高郷土博物館

北アルプス定点観測日誌

2024年4月15日月曜日

9:45 安曇野は晴れ

気温17℃

雲量7 巻雲 春かすみ

気象庁HP3時の天気図

高気圧に覆われていますが低気圧がやってきます。黄海に前線ができて雨模様ですね。

上空に湿った冷たい空気が流れています。巻雲が出ています。

北アルプスの残雪 溶けてきています。が、双眼鏡で大天井岳の山小屋を見るとまだ雪の中ですね。

水が張られた田んぼがあります。カラス(ハシボソカラス)がヒョイヒョイ歩いてエサを探しています。

先週、穂高郷土博物館へ「堀金の宝」という冊子をいただきに(限定無料配布)行ってきました。ついでに展示を観てきました。

ここには長野県宝指定の土器があるんですね。知りませんでした。

この博物館には、かなりの土器が展示されていて、縄文から平安時代まで遺跡発掘された物が展示されています。個人的に結構感動ものなんですが、(登山する人なら知ってる「喜作新道」の喜作さんの猟銃が展示されているので必見です)なんせ展示空間が狭く、ちゃんと予算つけて展示に工夫すればと思いました。文化行政は低予算で職員の方も現状維持するしかない状況なんでしょうね。

60代以上の人なら、あの建物ね、とわかりますが、もう若い人には何の建物という感じでしょうか。博物館はこの近くに建っています。