北アルプス定点観測

ほぼ毎日、安曇野から見える北アルプスの様子など

2025/01/08 水曜日 リサ・ランドール

北アルプス定点観測日誌 記録23:00

2025/01/08 水曜日 天気曇り

①今日の有明

今日は雪雲に覆われて有明山は見えません。

②今日の気象データ Twitterから

③今日の天気図

冬型気圧配置になりました。今日は寒い日です。

④雑記

今夜は録画したテレビ番組を観ました。BS NHKで1月6日放送された科学番組です。

フランスの天文学者ニュートン力学で惑星の運動を説明していたら、水星だけが変則的な運動で説明できない。それで水星の運動に影響を与える未知の惑星「ヴァルカン」があるのではないか?という話です。

水星だけが変速的な軌道を描く。

結論から言うと、強力なエネルギーを持つ恒星の近くでは時空が歪んでいるということを指摘し、水星の運動が変速的なのを説明できたのは、アインシュタイン一般相対性理論だったという話です。

時空の歪み

太陽の強い引力によって時空が歪んでいる。その歪みの中を水星が公転している。

ニュートン力学運動方程式アインシュタインが数式を加えた。それで水星の運動の説明ができた。「ヴァルカン」という未知の惑星などなかった、という結論です。

私には何のことやらわかりませんが、宇宙ではあちこちで時空が歪んでいるのだ、ということだけはわかりました。

さて、今日のブログテーマの「リサ・ランドール」って誰?という話です。

アメリカの理論物理学者で、宇宙は多次元宇宙ですという本を読んで、へーっと思った人です。

その彼女がこの番組に出てきたのでびっくりです。

18世紀にニュートンが出てきて、世界は決められたように「万有引力の法則」で運動しているし説明ができると看破したのです。19世紀に天文学者は「法則」に基づいて天王星海王星を発見!しました。20世紀なってアインシュタインが「相対性理論」で科学界の考え方を大きく変えたのです。

16世紀にコペルニクスが地動説の本を出し、17世紀になって地動説が一般的になっていきましたが、18世紀のニュートンまで天体の運動の説明ができなかったのです。

思考の枠組みを大きく根本から変えることを「パラダイムシフト」といいます。こうして時代が進んでいくのでしょうね。

私が読んだリサ・ランドールの本はこちらです。『ワープする宇宙』