北アルプス定点観測日誌 追記
2023年5月24日水曜日
19:00〜20:00 天気快晴
JR安曇追分駅前
駅前天文台プロジェクト
「ちょっと月をながめていきませんか」
望遠鏡をセッティングして、電車から降りてくる方を待ちます。
今日は14人の方が月を眺めて帰りました。
月齢4の三日月です。
地球照(ちきゅうしょう)といって、三日月の頃だけ月の影の部分を露出をかけると写すことができます。
スマホで写真撮る人も多く、みなさん満足されて帰ります。良かったです。
最後に来られた男性が、「月の下にある金星って 観られます?」と聞くので
私「いいですよ。でも欠けてる様子がわかるくらいですよ。倍率も60倍しかないし」
それで金星を入れて、眺めました。半月状の金星です。金星は今、東方最大離角
という時で、遅くまで西の空で輝いています。7月に入ると三日月状の金星を観ることができます。
木星や土星ほどインパクトはありませんが、金星の満ち欠け程度なら望遠鏡でわかります。
「月の左の火星は見れますか?」と聞くので、私「火星は今遠くにあるので、この望遠鏡で観ても赤い点程度にしか見えません。大接近する頃にもう少し大きい望遠鏡ならいいと思います」と断りました。月の岩石の話をされて、満足されて帰られました。