北アルプス定点観測

ほぼ毎日、安曇野から見える北アルプスの様子など

2023/04/20 木曜日 「ヒッピーという生き方」展を観た

北アルプス定点観測日誌

2023年4月20日木曜日

8:08 安曇野は快晴

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犀川には霧が発生しています。

写真の向こうに筋のようになっている雲が犀川の上に発生した霧です。明科方面です。

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気象庁ホームページ9時の天気図

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高気圧に覆われています。太平洋にある高気圧の縁を回りながら南風が入っています。今日は暑くなるという予報です。

 

実は今日「金環皆既日食」が太平洋で起こります。今日は新月ですね。下の地図の黒い線の所で日食を見ることができます。

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日本は沖縄で部分日食を見ることができる天文予報です。

国立天文台のホームページを見ると

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今日は諏訪地域の富士見町へ行きました。

「ヒッピーという生き方」企画展が富士見駅近くの「富士見高原のミュージアム」で開催中です。

緑の屋根のJR富士見駅

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待合室にある駅そばを食べてミュージアムへ行きました。

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ミュージアムは線路の向こう側なので跨線橋を歩いて渡ります。跨線橋の上から八ヶ岳が見えました。

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跨線橋を渡り終えると富士見町民センターがあってその前を歩いて行くとミュージアムがあります。

ミュージアム玄関

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1階は図書館

2階がミュージアム

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ヒッピーを知らない方のためにちょっと解説します。肩書きや生き方を強要されない自由な生き方を目指した人たち?でしょうか。

1960年代後半、アメリカから始まったベトナム反戦運動からヒッピームーブメントが生まれました。それが日本に上陸。新宿のフーテンたちが共同生活のコミューンを作りに信州へ。1970年代にここ富士見町の山の中で自給自足の生活を数年送って、沖縄の島へ移動しました。富士見町に住んだヒッピーたちは一部で、日本の各地にコミューンが生まれ消えていきました。

企画展は富士見町のコミューンを中心に日本のヒッピーの歴史パネル展示と文化やムーブメントの資料を展示しています。入場料300円。

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この当時の私は高校生。大学紛争が終息し(私の高校も入学前に高校闘争があった)戦前昭和の価値観へのカウンターカルチャーとして、戦後生まれの団塊の世代たちが自由な共同生活を目指してコミューンなどの活動を行った。キーワードは インド ヨガ 瞑想 自然 農業 ロック などで、近代文明から人間性の回復を、ということだったと理解しています。このヒッピームーブメントは後の、自然農法や反原発などの環境問題へと続きます。

私自身はヒッピーにはならなかったけれど、バックパッカーもどきで、リュック背負って山や街を歩いた時期もあった。今も旅行は好きです。私のこの頃のヒッピーへの憧れは受験勉強に疲れた自由への憧れだったと思います。また自然回帰ということへの関心は今も続いています。

高校時代を思い出させる企画展でした。