北アルプス定点観測日誌
2023年4月16日日曜日
9:15 安曇野は晴れ 現在気温15℃
爽やかな空です。
風も気持ちいい!
昨日の雨で空中を漂っていた黄砂も地上に落ちたと思われます。
気象庁ホームページから3時の天気図
寒冷前線が通過しての晴れ間です。上空に寒気が入ってくるので天気が不安定という予報です。
地球観測アプリで上空の気温を観ると
上空1500m
上空3000m
日本列島の上空の気温がぜんぜん違いますね。上空1500mの気温が高いので南の湿った空気がどんどん上昇していきます。すると上空3000mにある冷たい乾燥した空気とぶつかって湿った空気は凍って雲になっていきます。上空の雲水量を観るとこんな様子です。今日は雨は降らないかもしれませんが雲がたくさん発生するかもしれません。
上昇気流が激しいと積乱雲が発生して雷雲になる可能性があります。標高3000mの北アルプスは注意ですね。
気象など人間生活を左右する太陽活動が活発になってきました。「宇宙天気予報」というサイトがあります。太陽活動を監視している国立の研究機関です。
今日の太陽黒点
黒点数が増えているデータですね。
太陽活動が活発になると太陽からプラズマ(電気の粒子)が放射され、地球に降り注ぎます。地球は磁場を持っているので北極と南極にプラズマは引き寄せられて地球の電離層というところで空気分子とぶつかって発光します。宇宙天気予報はこのプラズマを監視します。プラズマが多いと電波障害や人工衛星に不具合が生じます。その予防情報を出します。
地球観測アプリでは現在のオーロラ状況を表示することができます。
北欧からカナダにかけて緑色のオーロラが出ていますね。
今日はこれから太陽黒点の観察をします。
太陽投影板に映った太陽を撮影したので楕円になっています。太陽が裏返しであることに注意してくださいね。