北アルプス定点観測日誌
2022年11月6日日曜日
7:05安曇野は晴れ 霧が昇ってきた
有明山が見えません、山裾におひさまが当たっています。
今日は伊那市までJRで行きます。
電車で2時間超です。
自然観察指導員長野県連絡会の研修で
国土地理院HPから陰影図を見ます。
伊那市内から遠くに雪の中央アルプスの西駒ケ岳がちょこっと見えています。
南アルプスから流れる三峰川の治水と地質について解説をお聞きします。
高遠ダムへ移動。
高遠ダムは堆砂が進み砂でいっぱいです。
水ではなく砂でいっぱいの高遠ダム
この水を利用した長野県の発電所がダムの左下に見える。
ここで中央構造線の断層露頭を見ました。
南アルプスはプレートで運ばれてきた付加体でできた山脈です。崩れやすい地質でもあります。今も隆起しています。
美和ダムも堆砂が進んでいるので三峰川のダム湖流入口で、砂をダムではなく廃砂バイパスを作って下流へ流している。
えっ!
小学生理科で学んだ「川の三作用」は浸食、運搬、堆積。川は山を削って上流から下流へ流します。途中に川を堰き止める物ができるとそこで土が堆積していきます。ダムによる治水で下流の災害は減ったことは確かですが、堆砂をどうするか知恵を出さなければなりません。