北アルプス定点観測

ほぼ毎日、安曇野から見える北アルプスの様子など

映画「アバウト・タイム」 2013年

NHKのBSで

お昼の13時から映画を放映しています。

時々、いい映画を放映するので

昼食後に観たりしています。

 

 

2013年に公開されたイギリス映画、

邦題は

「アバウト・タイム

~愛おしい時間について~」

です。

私は映画館で見ていませんが、

SF恋愛映画?とのこと。

どこがSFかというと、

過去に何度も行くことができる能力を持つ男性が

主人公です。

(そういえば「時をかける少女」もそうか?)

この能力を生かして

人生を何度もやり直すという、

観る人によっては「ご都合主義の映画」です。

例えば、ひとめぼれをした女性に、

何度もアタックする。振られると、

何がダメだったのか反省して、

もう一度過去に戻り、

その反省を生かしてまたアタックする。という感じ。

こうして、主人公は幸せになるのだが、

この映画は、「ご都合主義のハッピーエンド」を言いたい

映画ではないことがだんだんわかってくる。

 

人間は誰しも、「あの時こうすれば良かったのに」という

後悔を一つや二つは持っている。

「あの時、勇気を出して、こうしていれば人生が変わったかもしれない」

と思う場面がある。

人生は選択の連続だから、

その時判断し選択したことに間違いはない。

(結果が悪くても後悔しない気持ちが大事)

この映画では、

主人公が過去に戻って何度もやり直すが、

やがてそれが

妹や父親など家族のためにやり直そうと過去へ戻る。

しかし、主人公は気が付く。

自分がやり直そうと思っても、

妹などの家族が、やり直そうと思わなければ

何も未来は変わらないのだと。

過去は過去として、今できることを選択して未来へ進もうと。

SFの時間旅行(この映画は過去に行くだけだが)を利用した

家族の映画だとわかる。

イギリス映画らしい、ユーモアとウイットに富んだ映画だった。

 

 

話しが違うかもしれませんが、

 

 

美輪明宏

人生は50・50だと。

良くても悪くても

死ぬときはドロー(引き分け)だそうです。

ハッピーエンドで終わりたいなあ。